【書評】自分時間を最大化せよ。「時間革命-1秒もムダに生きるな-」(堀江貴文/朝日新聞出版)
他人時間を生きるのではなく、自分時間を最大化せよ。
公言するが、私はホリエモンと同様、「電話をかけてくる人が嫌い」である。
理由は明確で、強制的に相手の時間に同期させられるからである。
もちろん緊急の電話ならよい。ただ、何でもかんでも情報をすぐ手に入れられるからと電話してくる人が多すぎる。
そしてなぜか、たいてい自分が大事なことを考えている時に鳴るので溜まったものではない。
また、ホリエモンは会議中もスマホを利用して作業を続けている。
会議中に自分が参加するパートでない時は、別の作業をしていても構わないと言う。
また、スマホを利用すると、自分が議論している時に気軽に相手の話をメモできるし、紙に書くより汎用的である。
私はホリエモンと時間感覚が似ているのでは?
そう思っていた時に、ちょうどよい本に出会った。
「時間革命-1秒もムダに生きるな-」(堀江貴文/朝日新聞出版)である。
「時間革命-1秒もムダに生きるな-」(堀江貴文/朝日新聞出版)より引用
堀江貴文氏によれば、他人時間を減らし、いかに自分時間を最大化するかが大事だと言う。
上記の定義は私にも深く染み付いた。好きなことをするために生きていなければ、人は実存的不安を抱えるからである。
実存的不安をめぐる考察は別記事を参照されたい。
【哲学】システムは人に実存的不安をもたらしてはいないだろうか?
まずは私は他人時間を減らすことから始めたいと思う。
なぜならば、企業にとって売上を伸ばすのは難しいが、コストを下げるのは簡単なのと同様、個人の他人時間を減らす方が課題が明らかだからである。
私は現在、通勤やムダと思われる仕事、メールなどを徹底的に減らそうとしており、事実、このブログを書く時間などを捻出し始めている。
もしメールや電話、MTGが多い人は、勇気がいるかも知れないが自分がこの手段が嫌いだと相手に伝えるか、別の方法(チャットやテレカン)を提案しよう。
相手にとってもメリットが有るのならば、必ず承諾してくれるはずである。誰かが言い出せば改善は始まる。
本書の途中から、時間術の話から、幸せとは何か、目標とは何か、といった自己啓発の内容へと昇華していく。
「時間革命-1秒もムダに生きるな-」(堀江貴文/朝日新聞出版)より引用
以前、私は壮大な目標を立てて、進捗が悪いことにプレシャーを感じ生き急いでいたことがある。だからこそ、短気的な目標を立てることをすすめるこの文章は響いた。
あまりに中長期の目標をたてても、目標との乖離に焦るか、目標そのものが重荷になり行動できなくなるだけである。
行動しなければ意味は無い。ちなみに読書も内容を暗記しなければ意味はない。
このブログも幾多の挫折リスクをはらみながら、今の所、趣味として続いている。
実は本ブログには事業計画書があるが、今はあまり気にしていない。気にすると焦ってやる気が無くなるからである。
ただ、今はよりよい文章を書いて、多くの人に尖った情報を伝えたい、ただそれだけで書いている。
小さな一歩を踏み出すだけで、人はやる気を維持することができる。私はこれからも、自分に「低すぎる踏み台」を用意していこうと思う。
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