【ディズニーランド】ディズニーランド(3/3)-フロリダの理想国家と東京-
ウォルト・ディズニーの悲願「ディズニーランド」の歴史。3回目は、フロリダと東京のディズニーランドを語る。
【Uber Eats】令和のハッカー-Uber Eats編-
いつの時代も、ハッカーがいる。最近都心に増えるUber Eats配達パートナーの変化を考える。
最近、フードデリバリーのUber Eatsが騒がしい。汁物を共用物に捨て置く配達パートナーが現れたからである。
サービスの改善は急務だが、私は倫理観を論じたいわけではない。倫理観が崩壊するのは、だれでも配達パートナーをできるようにした「ギグエコノミー」の社会変化ゆえの痛みだと考えている。
むしろ面白いのは配達パートナー内部での様々なトリックの発明である。下記のNoteは大変面白い。
どんどん小さな発明が生まれていることが分かる。例えばダブルピック。
配達遅延:Uber Eats配達パートナーが石野さんのつけ麺を捨て置いたトラブルについて
ダブルピックとは、簡単に言えば飲食店に2件伺って2件同時に運んでしまうこと。
そんななか、都心では、自前の自転車ではなくレンタサイクル(大体なぜかNTTドコモの赤い自転車だが笑)で手ぶら配達をするハックが大学生を中心に流行しているようだ。恵比寿でもしょっちゅう見かける。
「港区自転車シェアリング」より引用
誰が発明したのかは知らないが、これはよく考えられたハックである。
まず第一に、自転車で家から配達を開始する必要がない。これはビジネス街の昼間、Uber Eatsの注文が集中する時間帯にレンタサイクルを借りておき、一気に近距離配達を完了させて荒稼ぎする算段なのだろう。
また、自転車の購入・メンテナンスコストも抑えられる。港区自転車シェアリングは30分150円である。月額会員が2,000円使い放題。自前の自転車とのメンテナンスコストやその他のメリット考えるとコストパフォーマンスが良い。
「港区自転車シェアリング」より引用
更に、この自転車はカゴ付き、電動アシスト付きである。クロスバイクで鍛えつつ配達する配達パートナーもいるが、坂道をスイスイモーター付き自転車で運ぶ配達パートナーも現れた、ということだろう。
いつの時代もハッカーは現れる。Twitterもその一つ。
よく140文字以内が特徴とされるが、そこが流行ったわけではない。むしろ不便だ。流行ったのは、SXSWと呼ばれるライブイベント会場での現地情報の共有が大変便利だったからなのがきっかけだ。つまりユーザーが発明した。
さらにバズった理由として、つぶやくユーザーだけではなく有名人のコメントを拾い読みしたいニーズに応えていた偶然の産物のような発明もある。Twitter社もこの傾向に気付き、読者専用にTweetdeckを作った。
https://tweetdeck.twitter.com/
古くはゴールドラッシュ時代にスコップを売ったやつが一番儲かった、という話もある。いつの時代もうまくやるハッカーが現れる。
ギグエコノミーは現状、無法地帯である。そんな中、どのようなハックが生まれ、許され既得権益化するのか。観察対象として大変おもしろい。
おすすめデザイン本。ずっと使えるデザインのコツがびっしり。自分もよく利用してます。
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営利組織なんだからすぐ儲かってなんぼ。それは分かるが、貨幣や時間以外にも追求価値を設定し測定できるかが貨幣や時間への効率に影響を与える。