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【令和のハッカー】GetWild退勤
前から言われてることだけど全ての会社は終業30秒前あたりから「Get Wild」を流すべきだと思う。仕事が全然終わってなくても何となく終わった雰囲気になるし残業しようとしてた人も同僚の机に書類を置いて「親愛なる友人に、一足早いクリスマスプレゼントってとこさ」と言って帰るようになる
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey)
July 10, 2017
ざっくり言うと
- 退勤を盛り上げるGetWild退勤。
- メリット豊富。習慣化の観点や、休みのメリハリの観点など。
- 生産性を上げる第一歩は定時の習慣を手に入れること。まずアスファルトにタイヤを切りつけよう。
GetWild退勤
密かに続く令和のハッカーシリーズ。
以前はレンタサイクルでUberEatsをやる人、ディズニーでリモートワークする人を特集した。
【Uber Eats】令和のハッカー-Uber Eats編-
【ディズニー】令和のハッカー-ディズニーの年間パスポートを買ってオフィスとして使う人たち-
今回は最近話題になったGetWild退勤について紹介する。
知らない人に説明すると、アニメ「シティハンター」の気分でTM NETWORKのGetWildを聴きながら退勤する、というものである。
前から言われてることだけど全ての会社は終業30秒前あたりから「Get Wild」を流すべきだと思う。仕事が全然終わってなくても何となく終わった雰囲気になるし残業しようとしてた人も同僚の机に書類を置いて「親愛なる友人に、一足早いクリスマスプレゼントってとこさ」と言って帰るようになる
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey)
July 10, 2017
直接的なメリットはすでにTwitterの中でも触れている通り、「仕事が終わった感がでる」「残業している人にキザなセリフが言える」なのだが、ライフハックの観点で思わぬ効果を生んでいる。
習慣化と休み
習慣化
1つめは習慣化である。
歯磨きやお風呂のように、意識せず習慣化してできることを増やす、というライフハックは、昔からTOEICの勉強やダイエットなどで実践されている方法である。
一つの小さな習慣が偉大な成果を生む、ということは複利の観点からも指摘できる。たとえば「自分の生活を見直す」の習慣化によって日に1%でも改善できれば、1ヶ月で30%改善できる。3ヶ月も続ければ2.4倍の改善になる。
GetWild退勤は定時退社を習慣化している。
最初は本当に音楽アプリでGetWildを聞くと思うが、次第に毎日定時になるとGetWildが頭の中で勝手に聞こえるようになる。
身体も帰るモードに入ることになる。定時に帰る習慣が身につくので日々の仕事を合理化するようになるのだ。
休みモード
2つめのメリットは仕事から休みモードに強制的に切り替わることである。
欧米ではすでにこのメリハリが一般的で、夕方から趣味に全力投球する人も多い。
仕事や勉強が好きな人は、休みモードを利用して読書を進めたり、アイデアをリラックスした状態で考える人ができる。
ある会社の重役は日に2時間の自分の自由時間を強制的に設けている。この間にビジネスアイデアやリラックスを行ってビジネスのマラソンを走っているという。
誰にでもできる仕事をダラダラやるより、アイデアを考え出す仕事をやったほうが結果になるのだ。
意図的に休むスキルは貴重である。今まで多くの人が頑張りすぎて疲労を常態化させ、努力が裏目になってしまったりショートしてしまっている。
下記はエンジニアとして第一線を走ってきた人が休む必要性を痛感した記事である。とにかく若い人は今のうちに休むスキルを持つことを勧める。若い人はアイデア創出に時間を割くべきだ。
GetWild
退社に向けてテンションを上げる。仕事を片付けて街に繰り出す。
コロナで静まり返った街を横目に、心のバイクを走らせる。
GetWild。
ああ、いつから自分は野性を失ったのだろう。
現実にがんじがらめになって、つまらない正論を吐くようになったのだろう。
そんな大人を軽蔑していたあの頃の俺に、合わせる顔があるだろうか。
錆びたエンジンに火が入る。
俺はまだやれる。
GetWild。
アスファルトにタイヤを切りつけよう。