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【ユダヤ人金儲けの知恵】なぜユダヤ人ばかりが金持ちなのか

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「ユダヤ人金儲けの知恵―ユダヤ人のように考えろ! 」(烏賀陽 正弘/ダイヤモンド社)

ざっくり言うと

  1. 交渉と商売に長けるユダヤ人。それはユダヤ人の生きる知恵であった。
  2. 真のビジネスとはね、自分が取り扱ってない商品を見つけて来て、それを欲しがってない人に売ることだ。
  3. メガネ屋流アップセル術。


ユダヤ人の生き延びる知恵


1年ぶりのユダヤ人エピソードである。


前回は日本マクドナルドの経営者の藤田田の本を取り上げた。


【書評】日本マクドナルド創業者の奇怪なビジネス書「世界経済を動かすユダヤの商法」(藤田田/KKベストセラーズ)


ユダヤ人は迫害、流浪の歴史ゆえ、生き残る術として金融業を身につけた。


ローマ帝国で迫害されていた時、キリスト教の教えとして、金貸しは卑しい行為とされてきた。そのため、ユダヤ人は生業として金貸し業を押し付けられた。


だが彼らは逆手に取った。借金が武器となった。現代日本でも銀行業は企業、個人の首根っこを掴む重要な産業だが、彼らは迫害してきたローマ人の首根っこを掴んだのである。


現在、世界の銀行業、ゴールド取引の企業を見るとユダヤ人による経営が多い。


ユダヤ人は経典「タルムード」によって、自らの生き残り術を受け継いで来た。結果、タルムードには、蒸留された商売の知恵が詰まっている。



ユダヤ流商売術


営業の本はよくこう書いてある。

自分の商品を、欲しがっている買い手を見つけて、高く多く売ることだ。

だが、ユダヤ人経営者はこう述べた。

真のビジネスとはね、自分が取り扱ってない商品を見つけて来て、それを欲しがってない人に売ることだ。それくらいの情熱がないとやっていけないよ。

金儲けの情熱にかけて、ユダヤ人に勝るものはない。


顧客に認知されていない段階から、誰も知らない商品を見つけてきて、売る。


最近、好例を見つけた。ダブルエル社の保手濱氏である。かつて学生時代にライブドア堀江元社長のインターンを受けた後、現在はアニメ、マンガ業界でビジネスを急成長させている。


ららぽーと東京ベイで様々なデザインのマスクを取り揃えた「ますく屋」を営業開始し、業績が好調なようだ。一見本業とはかけ離れた領域だが、やってのけている。


マスクはすでに不織布マスクからファッションアイテムへとトレンド転換しており、顧客が知らない商品をとにかく集めて売る。素晴らしいセンスである.ちゃんと藤田田よろしく、メインストリートで勝負している。



メガネ屋の話


メガネ屋を経営しているユダヤ人が、営業の手ほどきをしてくれた。


いいか、まずメガネを買いに来た客に検眼を済ませたら、まず枠を見せるんだ。


枠には値段が表示されていない。客が気に入ったといえば、1万円だと言うんだ。


客が何も言わなかったら、これ以外にレンズ代として3千円だと言って、客がなにも言わなかったらレンズ1個が3千円だ、と言うんだ。わかったね。


はい。


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「ユダヤ人金儲けの知恵―ユダヤ人のように考えろ! 」(烏賀陽 正弘/ダイヤモンド社)



余談



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