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【ピンチの法則】金儲けの神様こと邱永漢、ピンチの法則を語る。
ざっくり言うと
- 新型コロナで様々な業界がピンチに。
- 邱永漢のピンチの法則。
- ビジネスホテルを生んだ邱永漢。
新型コロナ不況
2020年、実に100年ぶりに感染症が猛威を奮っている。
1918年にスペイン風邪が発生したときは、1921年まで影響が及んだが、今回はどうなるか。
すでに旅行業界や医療の現場で、状況が悪化してきている。
特に病院の看護師ストライキ問題は厄介である。病院の経営者にとってはコロナ対応は収益性を著しく悪化させた。経営赤字の病院が増えている。
理由は、通常外来の患者さんが減ったこと、コロナ対応のコスト増のダブルパンチである。
一方、看護師側も疲弊している。連日の激務が続き、さぞかしボーナスも多めにもらえるものと思っていた。しかし現実は収益悪化でボーナスもカット、これでは退職を考える。
平和な世界で繁栄を極めた旅行業界も、現状は厳しい。想定外のリスクが襲う。
ピンチの時、どう振る舞うべきか、邱永漢が示唆を与えてくれる。
ピンチの法則
邱永漢は自身の経験から、ピンチの法則をこう記す。
「ピンチの法則」五か条
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①ピンチというのは、人生のリズムみたいなものであるから、周期的に必ずやってくる。用心して予防策を講じていても、避けることはできない。
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②ピンチにおちいるときは、身辺におこることがいずれもマイナスに働くから、八方ふさがりの感じになる。
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③ピンチにおちいると、奈落の底にでもおちるような不安に襲われるが、それは心理的なものにすぎず、必ずどこかで底に足がとどく。ただし、必ず一定の時間の経過を要する。
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④ピンチの折り返し点は、恐怖におちいって想像したよりもかなり上のところにある。つまり、人間は自分で考えたところまでは、なかなかおちこまないものなのだ。
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⑤ピンチから這い上がるキッカケは、ピンチにおちいる前に考えていたようなことからは生まれてこない。苦しみにきたえられ、それが薬になってはじめて次の対策が生まれてくるのである。
経験に照らして見ると、かなり実感の湧く法則である。
つまるところ、邱永漢はピンチとは妄想だと語っている。
心理状態が不安定になることこそ、まさにピンチなのだ。
金儲けの神様
ところで邱永漢(きゅうえいかん、1924-2012)とは何者なのか。
wikipedia
台湾出身、日本では作家兼実業家として知られる。
株式投資、不動産投資で頭角を現し、台湾の現代化にも貢献している。「金儲けの神様」と呼ばれる。日本ではドライクリーニング業・砂利採取業・ビル経営・毛生え薬の販売。ビジネスホテル経営の元祖でもある。
当時ビジネスマンが様々な地域に出張していった時代。ホテルの夕食や朝食は出張先の関係者と飲むビジネスマンには不要で、邱永漢はベッドとシャツクリーニングを提供するビジネスマン向けの格安ホテルを展開し、大ヒットさせた。
多作な方なので、読んで知見を得られる機会は現在でも多い。ぜひまずは下記から読んでみてほしい。
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