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【エッセイ】議論だけが上手い人に発言の価値は無い

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ざっくり言うと

  1. 最近増えた売り言葉に買い言葉のタイプ。SNSでの議論が活発だから?
  2. 各論は正しいのだが、トータルで見ると何の価値も生んでない。その人に明るい未来は期待できない。
  3. 議論する時に相手を打ち負かすことではなく、どうするのがゴールなのか意識しないと無価値だ。


不毛な議論「売り言葉に買い言葉」


なんだか最近、議論が上手いようでいてなんにも生み出せない人が増えている気がする。


いわゆる、ああ言えばこう言うタイプである。


自分にとって都合の良い基準を、状況に応じて使い分ける。


建設的な議論には決して乗らず、自己保身を第一に考える。


SNS、特にTwitterでは字数制限と気軽さからか、淡々と自説をのべて切り捨て、建設的な議論が行えない人が増えてきている。


とくに会社のミーティングにおける口だけタイプには注意したい。


自己保身しか考えず、決してなにか価値を生み出そうとしない。時間だけすぎれば良いと考えている。



発言は正しいが、損しか生まれない口だけ論者


最近の口が上手い人の特徴に、各論は正しいが、トータルで見ると矛盾しているタイプがある。


確かに売り言葉に買い言葉で発言された内容は正しい。


だが実際に行われる行動や結論は前述の各論と矛盾している。


矛盾を指摘すると論点をすり替えて自己保身に走る。


どうだろうか。彼に明るい将来を期待できるだろうか。何も価値を生みそうに無いだろう。


なんというか、頭の良さを履き違えている。機転の良さはメリットだが、それは余計な障害にはばまれないで突き進む時に使うものだ。



議論を価値のために使おう


突き詰めて言えば、議論とはよりよい結論を出すために行われるものである。


議論の際に自分の発言が価値を生んでいるか、逐次検証すべきだ。


価値を生む発言とは、みんなの発想を刺激する発言であるとか、時間を減らせる仕組み提言の発言であるとか、要点を突いた印象に残る格言めいたものを指す。


そして時間のムダになる口だけ論者の発言を、極力封じておこう。


SNSでも会議の場でも、価値ある発言を心がけ、ムダなやつには付き合わないことだ。


そして価値ある発言を心がけ、言語力を高めるよう。面白いことが言えるようになる。


やがてそれは人を動かせるようになる。


そして面白い価値を実際に生み出せるようになるのだ。



余談


あらゆる強弁、詭弁の事例と手法、対策が載っている名著がある。


口喧嘩が弱いのも考えものなので、弱い人はこれを読んでみてはいかがだろうか。