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【モニター】4KのPCモニターは31.5インチが良い
ざっくり言うと
- PC4Kモニターの主力は27インチだが、4Kそのままのスケールだと狭すぎる。
- おすすめは31.5インチ。なぜなら画面の4分の1がほぼフルHDとなるからである。
- Viewsonic(アメリカの廉価モニターブランド)は隠れた名機。
PC4Kモニター主力は27インチ、だが細かすぎる
皆様の職場では会社から支給されたモニターを利用されている人がほとんどだと思われるが、モニターの大きさは机の大きさであり、広いほうが良いに決まっている。
マルチデスクトップといって画面を切り替える機能もあるが、結局一覧性に欠けるので、モニターの解像度を上げてしまう方をお勧めする。特にExcelばっかり触っている人に取ってはモニターの大きさが脳に入れられる情報量になるので、重要である。複数年度の財務レポート見ていて見落として意思決定間違ったらやばい系だと思う。
てことで結論、4Kモニターを導入してはいかがでしょうか、という話だが、実は4Kモニターの選択は注意が必要である。今主力の27インチを導入して4K表示すると、解像度が高すぎて字が小さく、全く読めない残念な経験になることが世界各地で起きている。
「けしろぐ」さん より引用ということでgonjittiのおすすめは31.5インチなのだが、なぜなのかは次章以下で書いていこう。
31.5インチは100%スケールで利用でき、画面がほぼフルHD×4枚となる
なぜ31.5インチか。これは解像度の指標である画素密度こと、ppi(ピクセルパーインチ)を考えると分かる。
これは1インチごとに何画素含まれるかの指標で、Windows公式では96ppiを標準的な画素密度として想定してOS表示を設計している。これはモニターから50cm話して見た時の目安である。では27インチ、31.5インチの表示dpiの比較を、スケーリング表示も加味して整理してみよう。
スケーリング表示とは、4KモニターをWQHDモニター、あるいはフルHDモニターとして利用するため、画素密度を下げる表示設定のこと。画素密度を下げると表示がより鮮やかになる反面、当然表示できる情報は減る。
インチ | スケーリング表示(%) | ppi |
---|---|---|
27 | 100%(4Kモニターとして表示) | 163 |
27 | 125%(WQHDモニターとして表示) | 109 |
31.5 | 100%(4Kモニターとして表示) | 139 |
31.5 | 125%(WQHDモニターとして表示) | 104 |
上記を考えると、27インチの4Kはそのままだと163ppiとなり、windows標準の96ppiを大きく逸脱する。人間の分解能は300ppiとされているので、まあまだ余裕はあるものの、文字の区別には結構苦労するだろう。したがって27インチの4Kモニターを購入しても結局125%表示にするはめになる。
一方、31.5インチは139ppiとなり、多少画素密度は高いものの、苦労するほどの表示の細かさではない。文字の見やすさとppiの高さがもたらす映像の鮮やかさを楽しめる絶妙な値といえる。もちろん、見にくい場合は125%表示にするが、こちらは104ppiとかなり使いやすい値と考えられる。
また、31.5インチの場合100%表示ができることで画面の4分の1がフルHDとなり、一般に会社で支給されるフルHDモニターに対し、シンプルに作業机が4倍になった感覚を得られるであろう。
Viewsonic(アメリカの廉価モニターブランド)は隠れた名機
ここからは単なる商品紹介のコーナーであるが、諸々の理由により4Kモニターの条件は下記が良い。
- 31.5インチ
- Displayport端子がある(HDMIより伝送速度が速く、動きのある動画に強いため)
- VAパネルかIPSパネル(TNパネルは視野角が狭すぎて凹む可能性大、後は好みで)','VAパネルは白黒の表現(コントラスト比)が強い','IPSパネルは視野角が広い(VAパネルよりも広い)
- VESAマウント','エルゴトロン等のモニターアームで自在にモニターを移動できると、リクライニングしながら映画を楽しむ、など利用幅が広がる。
以上の条件で、更に価格の安さも徹底して比較するとgonjittiはViewsonicのVX3211-4K-MHD-7をお勧めする。オウムのマークが、いい感じ。
Viewsonic公式よりViewsonicはアメリカの廉価モニターメーカーであり、日本の家電量販店では確実に手に入らない。唯一ドスパラが商品を扱っていることがある。gonjittiはわざわざ横浜のドスパラで指名買いした。当時にして実勢価格40,000円であり、他社と比較しても1-3万円は安く購入できた。現在も利用しており、安定した挙動に満足している。
ドスパラ公式より
モニターメーカーといえば今やLG電子という印象があるが、個人的経験としてはドット抜けや故障のリスクが高かったため、購入条件から外している。ただ、最近はLGもモニター製造が安定してきたようで、ちょうどアマゾンセール中なので購入してしまえばいいんじゃなかろうか。
余談(おすすめ本コーナー)
おすすめデザイン本。ずっと使えるデザインのコツがびっしり。自分もよく利用してます。